【総集編】生成AIを使いこなすプロンプト術:7つの原則

 「プロンプト」とは、AIに出す指示や質問の文章のことです。

 プロンプトの書き方というと、特別な呪文のようなコツを探したくなります。
 しかし、AnthropicやOpenAI、Googleといった各社の公式ドキュメントを読み比べると、会社が違っても、基本はかなり共通していました。ここでは公式情報だけを根拠に、7つの原則にまとめます。

原則1:初対面の優秀な新人に頼むつもりで、はっきり書く

 Anthropicは、Claudeを「優秀だが、自社のやり方や事情をまだ知らない新人」にたとえています。
 指示文を、事情を知らない同僚に見せて、その人が迷うならAIも迷う、というのが公式の「黄金ルール」です [A1]。→ 詳細①

原則2:「なぜ」を添え、「~をしないで」より「こうして」で書く

 理由や目的を伝えると、AIはそこから意図を汲み取って、応用してくれます [A1]。→ 詳細①

原則3:お手本を3〜5個見せる

 お手本(例)を見せることは、出力の形式やトーン、構成をそろえる、いちばん確実な方法のひとつです [A1]。
 OpenAIも幅広いお手本を勧め [O1]、Googleは「お手本を常に入れること」を推奨しています [G1]。→ 詳細②

原則4:指示・資料・お手本を、区切って整理する

 「ここからここまでが資料」と、目印で境目をはっきりさせます [A1][O1]。
 長い資料は先に、質問は最後に置く、というのがAnthropicの推奨です [A1]。→ 詳細②

原則5:AIの種類に合わせて、考えさせ方を変える

 じっくり考えるタイプのAIには、大まかな目標を伝えます。
 ふつうのタイプには、細かい手順まで示します [O1]。→ 詳細③

原則6:チェックの基準を渡して、見直させる

 「終える前に、この基準で確かめて」と頼むと、特にプログラムや計算でミスを拾えます [A1]。
 ただし、最新のモデルには例外があります。→ 詳細③

原則7:1回で完成させようとせず、確かめながら直す

 先に「何をもって成功とするか」を決め、テストしながら改善します。
 AIのバージョンが変わると、効く書き方も変わります [A2][O1]。→ 詳細④

コピペで使える骨組み

【役割】あなたは〇〇の専門家です。

【目的・背景】この文章は□□のために使います(理由:△△)。

【やってほしいこと】1. … 2. … 3. …

【制約】文字数・形式・トーン

【お手本】入力→望ましい出力(2〜3個)

【資料】ここに素材を貼る

【確認】出力前に、上の制約を満たしているか確かめてください。

注記:これは各社の推奨事項を組み合わせた骨組みで、公式のテンプレートではありません。
   また、役割で「あなたは〇〇の専門家です」とすると、その役割を全うすることに注力し、
   それがハルシネーションの原因になる場合もあります。(最新のモデルでもあるかは不明)

参照元

[A1] Anthropic, Prompting best practices — https://platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/prompt-engineering/claude-prompting-best-practices

[A2] Anthropic, Prompt engineering overview — https://docs.claude.com/en/docs/build-with-claude/prompt-engineering/overview

[O1] OpenAI, Prompt engineering — https://developers.openai.com/api/docs/guides/prompt-engineering

[G1] Google, Prompt design strategies (Gemini API) — https://ai.google.dev/gemini-api/docs/prompting-strategies.md.txt

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